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クラミジアとは?

性病科に通院する患者さんの中でも、「クラミジア」の治療目的の人は少なくありません。
しかし、そもそもクラミジアとはどのような病気なのでしょうか?
今回はクラミジアという病気の概要について解説します。

クラミジアという病気を簡単に解説すると、細菌感染症です。
正確に言うと、「クラミジア・トラコマチス」という細菌に感染することで性器に発症する病気を「性器クラミジア感染症」と言います。
非常に患者数の多い感染症で、10歳〜20歳の世代は1割が感染しているというデータすら存在しているほどです。

クラミジアの実際の症状は男女で異なります。
男性は主に尿道に膿が発生したり痛みを感じたりします。
女性はおりものが増えることが多いですが、無症状のことも多いです。
故に自分で感染していることに気づいていない女性も少なくはありません。
女性の中には咽喉へ感染している人も多く、喉が痛い、痰が増えた、と言う症状を発症するケースもあります。
女性の場合はクラミジアを放置すると不妊症の原因にもなりますので、不妊治療をしていたり妊娠を希望していたりする場合にはあらかじめ検査をしておくのがおすすめとなります。
もちろん男性も重症化する可能性はありますので、検査は重要です。

クラミジアの感染経路についてですが、性病ですので、やはり感染経路は主に性行為です。
コンドームを使用せずに行為に及んだ場合や、口と性器が接触した場合、感染した口が他の口と密接に接触した場合、などに感染することが一般的となっています。
男性は尿道、咽頭、女性は膣内に主に感染しますが、男女ともに直腸に感染するケースもあります。
しかしそれだけではありません。
クラミジアは母子感染の可能性もあるのです。
生まれたばかりの赤ちゃんには何も罪がないのに、親のせいでクラミジアに感染してしまっていたら、親としてやりきれないですよね。
赤ちゃんに感染させないためにも、妊娠前の検査は重要であると言えるでしょう。

もしもクラミジアに感染した場合は、主に抗生物質での治療となります。
重症化しない限りは、他の性病と比較すると比較的治療は容易な方であると言えるでしょう。
しかし最近のクラミジアの中には耐性菌、つまり環境適応能力によって薬に耐性を持ってしまっている細菌も増えてきています。
細菌やウイルスは繁殖力が非常に高く、あっという間に変異した世代に移行します。
抗生物質と細菌とは、ある種のイタチごっこなのです。

もっとも大切なのはコンドームの使用、不特定多数の相手との性行為の自粛など、感染そのものを予防することが第一と言えるでしょう。