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梅毒とは?

梅毒とは正確に言うと「梅毒トレポネーマ」という細菌に感染して発症する感染症です。
非常に歴史の古い性病で昔はたくさんの感染者がいましたが、20世紀末まではかなり感染者数が少なくなっていたのです。
しかし、1999年には世界で推定1200万人が感染しているとしたデータも出ており、近年になって再び感染者数が増えたとされています。
ちなみに近年の感染はその9割が発展途上国での感染となっていますが、日本のような先進国でも感染者数はかなりの数に上るので注意が必要です。

梅毒が初めて記録されたのは15世紀末であるとされているほど、非常に古い病気の一つです。
日本でも1512年には記録上に登場しています。
江戸時代の日本では江戸の庶民の感染率は50パーセントであったとすらされており、徳川家康は梅毒を恐れて遊女に接しなかったという逸話すら残されているほどです。
当時は梅毒の確実な治療法もなかったため、非常に死亡率の高い病気でもありました。
不治の病の一つに数えられ、非常に恐れられていたのです。

梅毒の感染経路は主に性行為となっています。
性行で感染するが故に性病として扱われますので、梅毒で性病科に通院する人は少なくないのです。
具体的には生殖器や肛門、口、皮膚や粘膜の傷などから感染することが一般的です。
母子感染によって子供が先天性の梅毒となるケースも珍しくはないため、妊娠前の検査は非常に重要でしょう。

ちなみに梅毒の病原体そのものは空気接触に弱く、体外に出るとすぐに死滅するため、日常生活で感染することはほぼありません。
これは非常に重要なことです。
つまりほとんどの場合、梅毒に感染したことが、感染者と性行為に及んだということを意味します。
梅毒への感染によりパートナー以外の相手と性行為に及んだことが知られてしまい離縁に至るケースも少なくないのです。

梅毒の症状は非常にゆっくりと時間をかけて進行していく上、潜伏期になると症状がほとんどなくなります。
故に重症化してから自覚する人も少なくないのです。
近年の先進国では検査技術も発達していますし、そもそも重症化すること自体が稀ですが、万が一重症化させてしまい第4期、つまりもっとも重症化したステージに突入してしまった場合、最終的に死亡に至ります。
そこまで重症化するのに感染から10年以上かかりますので、それまでの間に症状が治まる時期もあります。
梅毒はエイズを併発することも多々ありますので、もしも心当たりがある、感染のリスクがある行為に及んだ、という場合には、必ず検査しておくことをおすすめします。